
3月に起こりやすい心と体の変化と整え方
寒さが和らぎ、春の訪れを感じる3月。心が軽くなる一方で、「なんとなく疲れやすい」「気分が落ち着かない」と感じることはありませんか? 実は、この時期は気温や気圧の変化に加え、冬から春への移行に体が適応しようとする時期。自律神経が乱れやすく、心身のバランスが崩れやすいのです。
今回は、3月特有の心と体の変化を解説し、ヨガや呼吸法、東洋医学に基づく食事法で整える方法をご紹介します。
3月に起こりやすい心と体の変化とは?
3月は、東洋医学でいう「木」のエネルギーが強くなる季節。これは「成長」「発展」を司るエネルギーですが、過剰になるとイライラや焦り、不安定な気持ち**を引き起こします。
また、冬に溜め込んだ老廃物を排出するデトックスの季節でもあり、次のような症状が現れやすくなります。
眠気やだるさ、疲れやすさ
肩こりや頭痛、目の疲れ
お腹の張りや消化不良
気分の浮き沈みが激しくなる
こうした変化に振り回されないためには、「肝」と「自律神経」のバランスを整えることがポイントです。
心と体を整えるヨガポーズ
春の不調を和らげるには、肝のエネルギーをスムーズに流し、自律神経を整えるヨガが効果的です。
1. 合蹠(がっせき)のポーズ(バタフライポーズ)
骨盤周りを開き、血流を促すことで、デトックス効果が期待できます。
🔹 やり方
座って両足の裏を合わせ、膝を開く。
背筋を伸ばし、ゆっくり呼吸しながら前屈する。
10呼吸ほどキープ。
2. ワニのポーズ(ツイストポーズ)
消化を助け、気持ちを落ち着かせる効果があります。
🔹 やり方
仰向けに寝て両膝を立てる。
両膝を片側に倒し、反対側の腕を伸ばす。
深呼吸をしながら30秒キープし、反対側も同様に行う。
心を整える呼吸法「片鼻呼吸(ナディ・ショーダナ)」
呼吸が浅くなると、自律神経のバランスが崩れやすくなります。そこでおすすめなのが、「片鼻呼吸(ナディ・ショーダナ)」。
🔹 やり方
右手の親指で右鼻を押さえ、左鼻から息を吸う。
薬指で左鼻を押さえ、右鼻から息を吐く。
これを左右交互に5分ほど繰り返す。
片鼻呼吸は、頭をスッキリさせ、心を落ち着かせる効果があり、朝や寝る前に行うと一日を快適に過ごしやすくなります。
東洋医学に基づく3月の食事法
春は「肝」のエネルギーが高まりすぎると、イライラしやすくなります。そこで、「肝」を癒やす食べ物を意識的に取り入れましょう。
おすすめの食材
緑色の野菜(ほうれん草、小松菜、春菊):デトックス効果UP
柑橘類(レモン、グレープフルーツ):気持ちをリフレッシュ
発酵食品(味噌、ぬか漬け、納豆):腸内環境を整える
逆に、揚げ物や甘いものの摂りすぎは「肝」を疲れさせるため、ほどほどにしましょう。
まとめ:春の変化に負けない心と体を作ろう!
3月は、季節の変わり目による不調が起こりやすい時期。気温や気圧の変化に振り回されずに心身のバランスを整えるために、次の3つを取り入れてみてください。
✅ 合蹠のポーズ・ワニのポーズで体をほぐす
✅ 片鼻呼吸で自律神経を安定させる
✅ 「肝」に優しい食材を取り入れ、デトックスを促す
春を軽やかに過ごせるよう、日々の生活にヨガとセルフケアを取り入れてみましょう! 🌸
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